漏電調査 分電盤は夢の国

過去日記に書いたとおり、ゴールデンウイーク中は2件も漏電調査の問い合わせがありました。

 

そもそも漏電って?

分電盤にはブレーカーがたくさん並んでいますね。

では簡単にそれぞれの機能についてご説明いたします。

 

①リミッター

電力会社から支給されるもので、契約のアンペア容量を超えて使用すると作動します。

頻繁にこちらが作動するようであれば、宅内の負荷設備に対して契約容量が少なすぎるということになります。

私の使っているエアコンは冷房運転で6.6アンペアなので、そんなのが4台もあれば30アンペアでは厳しいかもしれません。他にも電気を使うものがありますので。

 

②配線用遮断器(子ブレーカー)

上記リミッタ―と働きは全く一緒です。過電流に対して配線を加熱、火災から保護します。リミッターと違いこちらは宅内一部の配線のみを保護します。

昔は電子レンジを使ったら家じゅうの照明もつかなくなったなんてことがあったかと思います。そんなことにならないように停電箇所を最小限にするためにこの子ブレーカーが数個設置されています。

この子ブレーカーが複数個設置されているのが、電気を分ける盤、分電盤の名前の由来です。

ひと昔前はこれの代わりに碍子製のヒューズボックスが用いられていました。内部に針金のようなヒューズが入っており、過電流で溶断、電流遮断をしていたわけです。

田舎のすこしかじったお父さんなんかはヒューズがないのでとりあえず針金で…。

って!!絶対やめてください火災になります。

 

③漏電遮断器(漏電ブレーカー)

普通、電気はプラスとマイナスの二本の電線を通して負荷に供給されます。

(三本の場合もありますがここでは割愛)

通常、往復の電流値は等しくなるはずです。

しかし、行きと帰りの電流値が何らかの原因で違ったら.......。

つまりどこかで電気が漏れている、漏電している恐れがあります。

その状態を検知し、即座に遮断するのが漏電ブレーカーの役割です。

その精度は30ミリアンペア(1アンペアの33分の1)

 

で、今回の依頼はこの漏電ブレーカーが頻繁に作動するので調査してほしいとのことでした。

調査にあたって分電盤の内部を調査する必要があるのですが、開けてみると.....。

 

毛???動物の毛らしきものがびっしりと!

きれいに掃除してみると小指大の骨のようなものが.....。

 

↑グロいので反転させて頂きました。ご覧になりたい方はマウスオーバーでどうぞ。

ヴォえっ!

 

ようするにいらっしゃったんです。夢の国の住民の彼が!

 

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しかしどうしてこんなところに入り込んだんでしょう。電流が流れているので暖かいのかなあ。

 

そういえば彼はエレ●トリカルパ●ードとか大好きだものなあ。

 

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